Newtson & Engquist(1976 )
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Newtson & Engquist(1976 )
予備実験:日常の出来事(男性が雑誌のページを捲る場面など)を映した映像クリップが提示され、予備実験参加者らはその映像を視聴しながら、自然で意味のある出来事が終了して次の出来事を開始したと感じられる位置を装置のボタンを押してマークし、出来事の流れを下位の出来事の系列へと分割していく分節課題 ( Newtson, 1973 )を行なった
その結果に基づいて、分節点( breakpoints )と非分節点 (non -breakpoints)とが各映像クリップについて定められた
分節点とは、映像で提示された出来事の流れの中で、そこに自然で意味のある出来事の境目が存在するという分節判断が、相対的に多くの人々から共通してられた個所
非分節点とは反対に、得られた分節判断が相対的に少なかった個所である
https://scrapbox.io/files/676aec924e50286af6324469.png
映像編集を体験してもらう実験
この分節点の信頼性は高い(Newtson, Engquist, & Bois, 1976)
分節点は,図 2 に示すように,より小さな水準で定められたユニットの分節点とその位置が重なったものになる(Newtson, 1973)
実験1:各映像クリップの分節点と非分節点から数百msの長さに該当する量のフレーム画像を映像から抜き取る加工が施された。そのようにフレームが削除された箇所においては、抜き取られたフレームの量だけ映像の流れが不自然に飛躍するように表示される。本実験の参加者たちには、提示される映像を視聴しながら、このフレームが削された個所を検知するという課題
結果は、非分節点に施されたフレームの削除と比べて、分節点に対する削除の方がより検知率が高いという傾向を示していた。即ち、時間の長さとしては同程度の不自然な飛躍ではあっても、分節点と非分節点の間では検知のし易さに差が生じていた
https://scrapbox.io/files/676be88497cdcdd7dd163625.png
分節課題を行なっていない人に、削除されたフレームを検知するという課題を実施
ちゃんと分節点と非分節点で異なる結果
つまり、分節課題を行なっていない時でも、ある出来事に対する知覚が一般的に、構造に固有のユニット構造に基づいて成立しているという推測
事象のユニット構造が、知覚のユニット構造としても機能している
実験2:映像の代わりにスライドが提示、分節点の個所から抜き出されたフレーム画像を用いて作られたスライドのセットが実験参加者に提示され、そのスライドからもとになった映像の出来事の内容を正しく理解できるかどうか、またスライドの時系列をもとになった出来事に合わせて正しく判断できるかどうかについて調査
⇒分節点のフレーム画像の方が、正しく判断できた
実験3:映像クリップが提示された後、分節点と非分節点から抜き出されたフレーム画像と、ディストラクタ画像を用いた再認課題が実施され、実験参加者は各画像が視聴した映像クリップに含まれていたものかどうかを判断して回答した
⇒分節点から抜き出された画像に対する再認課題の正確さ>非分節点から…正確さ